友から学ぶ

タビストの卵

2010年07月23日 00:22

再会。

いつぶりだろう。
彼と会うのは。

高校が同じで、何度か絡む機会があったけれど、
がっつり話しをしたのはもしかしたら今日が初めてかもしれない。



彼は農業をしている。

世界平和を本気で望み、
その実現のために、今は食に携わっている。

ぶれない自芯。
彼の真ん中に通っている一本の棒がうらやましかった。



自然相手の農業は僕の想像を軽く超え、大変だった。
気候や土の具合はもちろん、あらゆる条件を計算しなければいけない。

収穫時期をコントロールするために種をずらして蒔く。

この野菜を植えたから土からこんな栄養分が吸収されている。
だから次はその栄養分をまた土に蓄えるためにも、この野菜を植えよう。

暴風避けのためにも、ナスより背が高く大きいオクラを間に植えよう。


他にもいろいろ考えることがたくさん。

そして彼は言う。
「こればっかりはホントに机で本を読んでも分からん。農業は感性が大事だから。」




自然と対話をしている彼。

そんな彼は夢を実現させるしたたかさも持ち得ている。



勝手にライバル視させてもらおう。

共に頑張ろうぜ。

お前の「世の中を良くしていこう」という視点。
きっとどの職業にも始めにありきな発想。
けれど忘れがちな発想。


ありがとう、もう忘れない。