10年の月日

タビストの卵

2011年07月20日 20:47

今日、初めてskypeを使って友達と会話した。

学生時代からこれを使って国際電話している人とかよく見かけていたんだけど、
僕は今日初。


あれ、すごいね。
画質も問題なくビデオ電話ができるんだから。




今日わざわざskypeで男二人が話ししたのは、理由があって。

高校からの友達なんだけど、
昔から言っていた、仲間でのアメリカ横断の旅を決行しないか、という話題が出たから。
その話を詰めるため。



なかなか夢が膨らむ話だった。

友達と三人でグランドキャニオンの縁に身をさらし、
地平線までそびえる一直線のハイウェイを突っ走り、
満点の星空の下、酒を飲みながら語り合う。

気心知れた仲間でそんな時間を共有できたらどんなに素晴らしい財産になるのだろう。



思えば、彼とは高校時代からいろんな事をした。

最初は高校一年の夏、
チャリで本島中部の宜野湾から辺戸岬まで行き、
2泊3日で戻ってきた。

あの時も夜空の下、二人これからのことを語り合った。

「これからもずっと旅がしたい」
「器のでっかい男になりたい」
「好きなことを仕事にしたい」

そして「未来でもお前と共に面白いことをしていたい」と。




あれから10年の月日が経とうとしている。

僕らは相変わらず、アメリカ横断だの好き勝手なことを計画している。



ただ、あの頃と違うのは、


食っていくためにどれだけの時間をそこにつぎ込めるか、
飯のタネにするためどうやって次に繋げる旅にするのか、

そんなリアルでシビアなことまで考えなければいけなくなったことだ。




遊びほうけるわけでもなく、
ちゃんと次に繋げる動きをする。


10年の時間は、
僕に大人としてのプレッシャーを積み上げていき、
それが誇らしくある。


ただ、淋しくもある。。。

旅の感動を純粋に味わいきることは大切と知りながら、
ちゃんと次に繋がる旅になるのかという不安がいつも胸の片隅でうずまいていて。



高校時代の僕、
見ていてくれ。

僕は旅を楽しみきって、
尚かつそれで生きていく!