2009年07月06日

過去ログ 「一期一会をかみしめる日」

暦が10番目の月を数え始めた。
後期授業が始まる。
そして、あと半年で大学生活が終わる。



たまにある。
「終わり」を意識してセンチになる俺。




え~っとね。
このような内容の話しをよく聞きます。


「余命あと3日と思ったら、
一生分人を愛せるでしょう。
人に優しくなれるでしょう。」

「人はいつか死にます。
いつか確実にやって来る最後を意識すると、
無駄に過ごしていい日なんてないはずです。」

「命つきる日をカウントダウンしているがん患者は、
平々凡々と過ごしているあなたの日常が「夢」なんです。」

「人生何が起こるか分かりません。
明日交通事故に合い、死ぬことだってあり得るのです。
一日一日を大事に生き、悔いのないように過ごしなさい。」



なるほど、確かに。

けれど、
俺正直に言います。
批判を恐れずに言います。


俺は自分が死ぬことをリアルに想像できません。
これらの教えを頭では理解しても、
どこか片隅で、
「俺が明日死ぬなんて、重い病気にかかるなんて、まさかね。」
っていう考えがあることは否めないんです。

そんな人間が「まさかそんな~!どうして俺に!」っていう事態がやってくるのでしょうか。






ただね、
そんな俺にも半年後に何が起こるかは安易に想像できる。

大好きな仲間と別れ、大好きな居場所を失う。
それは確実だし、どうしようもない。

「時間よ止まれ!」
なんて今までどれ程の数の人が心の中で叫んだか分からない言葉を
俺も叫びます。

けれど生きていくことってそういうこと。
出会い別れを繰り返し進んでいくのが人の道。

それが一期一会。
一期に一度だけの出会いなんです、あなたとは。
一期一会、素敵な響きだけど、
実際はもっと深く、苦しく、切ない言葉。
もう決められている別れを見据えながら、一期一会の意味を考える。




けれど俺はといえば。
楽しかった分だけ悲しみが返って来るのなら、
もう楽しまない方が良いんじゃないかと思う時がある。
楽しく過ごしている時、ふと半年後の悲しみを意識しちゃう時がある。



分かっているよ。
人は過去・未来って概念を持っちゃったけど
実際は現在の積み重ねと繰り返し。

在るのは今。

生きているのは今。

先の事を考えて今を生きないことはナンセンス。



だから明日も明後日も精一杯楽しまなきゃ。
そう、精一杯。
後悔はしない。
我武者羅に。
出し切って。


あなたとの一期一会を大切にするために。



Posted by タビストの卵 at 21:07│Comments(0)
 
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